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令和6年度 学校教育目標

 

「子どもたちがじまんできる学校を!」

〜今に、未来に子どもたちが誇れる学校〜

 

〇自慢できる仲間

  こんな仲間がいるんだよ(いたんだよ)と自慢できる仲間づくり

 

〇自慢できる先生

  子どもたちに今も、未来も自慢してもらえるような教師集団

 

〇自慢できる地域

  「こんな地域や保護者に囲まれた学校なんだよ。」と子どもたちが自慢できる連携

 

校長挨拶

 今年31歳になる大塔小学校は、109名の新入生を迎え、617名でのスタートです。今年6年生になる子どもたちは、ちょうどコロナ禍が始まった時に入学してきました。あれから6年目。この6年生を例に挙げると、終始マスクの着用を強いられ、給食も黙食というこれまで日本の学校が経験したことない環境で育ってきました。社会で問題視されているコロナ禍でのコミュニケーション不足がこの子たちにどう影響しているのかは、データーをとってみないと何とも言えないところですが、その弊害があるのは事実です。

 また、周囲が外さないからマスクを外すことができないといった同調圧力に弱い現状も浮き彫りになりました。ここ数年、この同調圧力に弱い体質は本校児童の朝の登校の様子を見ていても感じていました。高学年があいさつをしないから登校時地域の人、旗当番の保護者の方にあいさつをする子が少ない。高学年はというと、これまでがそうだったから、別の登校班の高学年からも元気な挨拶が聞こえてこないから声が出ない、といった空気を感じます。同調圧力に弱い気質は日本人の持った周囲をおもんばかる心がそうさせているのかもしれません。

 でも、時代はどんどんグローバル化し、自分を表現できない人間は損をしてしまいます。人の顔を見て動くだけの人間は、自分の持つ能力を存分に使うことなく人生を終えてしまうでしょう。大塔小学校の子どもたちには、自分なりの自分で作った道を歩んでほしいと思います。いや、本校の児童に限らず、これからの未来を歩む子どもたちすべてにとってそうであって欲しいと願います。

 このことから、令和5年度は地域での挨拶にも力を入れてきました。幾分か良くはなっているものの、まだまだ課題であることも事実です。この部分は学校だけでなく、保護者の皆様や地域の方々にも引き続きご協力をいただきたいところです。

 さらに、昨年度後半から子どもたちの自主的な活動として昼休みに「なかよしライブ」を始めました。自分の得意なことをみんなの前で披露しようという、手作りのライブステージです。コントあり、歌あり、ダンスあり、寸劇あり、折り紙あり、けん玉あり、何でもありのライブ。堂々と披露してくれる子どもたちを頼もしく思います。


 また、学校という場所の存在意義を考えるときに、そこは未来に生きる子どもたちが「大人になるための練習をする場」だと思うのです。多くの失敗を経験して、その失敗から多くのことを学んで成功体験と自信を持つ、自分とは違った価値観や考え、表現方法に触れ、うまくいったり、いかなかったりを繰り返しながら他人と関わることの大切さと喜びを得る、そんな場所が学校であろうと思います。

 もちろん学校の教育活動の多くは授業です。教科の学習を通して、問題解決の方法を学んだり、他人への表現方法を学んだり、そして、価値観や表現、考え、思い、そういったものが多く存在することの大切さと有難さを体感する、それが「学校の学校たる所以」だと思います。

 未完成な子どもたちのほんのわずかな成長を糧としながら、未来を担う子どもたちが精一杯「大人になるための練習」ができるような場でありたいと思います。

 

 さらに、子どもたちがどこにも自慢できる学校をつくりたいというのが私の願いです。今を生きる子どもたちが、他校の児童と話したとき、よそに住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんに語るとき、「大塔小学校はね・・・」と自慢できるような学校、10年後、20年後、「私の卒業した大塔小学校はこんな学校だったんだよ。」と未来で自慢できる学校でありたいと思うのです。この概略は学校経営方針の掲載しております。ご覧ください。

 

                                         令和6年4月 

                                        校長 酒井 元治


 

 

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