7.22
 学校の様子 戻る   ホーム
 ホーム > 学校の様子 > 楽あれば苦あり、苦あれば楽あり

楽あれば苦あり、苦あれば楽あり

最終更新日 [2021年12月17日]  

1
(ファイルサイズ:126.9キロバイト)
〜 学校だより 12月15日号 より 〜

 「人生〜楽ありゃ〜苦もあるさぁ〜♪」
このフレーズは、40・50代の保護者の皆様はよくご存じの「水戸黄門」の主題歌の一節。いまだに耳に残っていらっしゃる方も多いかと思います。
 一説によると、これは徳川光圀公が「苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし」とおっしゃったのが歌詞になったと聞いたことがあります。
この言葉は「今の苦労はのちの楽につながるのだから、将来のために苦労も耐え忍ぶべき。また、楽と苦は背中合わせであり、楽には苦が、苦には楽が付いて回るものである。」と解釈してありました。

  なぜこんな話を冒頭にするかというと、かつて私が中学生だったころ、「楽あれば苦あり、苦あれば楽ありって言うだろ。」と、この言葉を先生が口癖のようにおしゃっていたことをふと思い出したからです。
 「苦しいけど、今頑張っていれば、絶対にいいことが待っている。」と、
なかなか本気になれない自分たちを鼓舞するために、しょっちゅう言われるものだから、「楽あれば苦あり。苦あれば楽あり」と、いつの間にか自分たちも口に出すようになっていました。

  妙に言い当てているこの言葉ですが、私は半世紀以上生きてきて、その言葉に嘘はないと確信しています。
 「あの時頑張ったから今の自分がある。」
 「あの時踏ん張ったから、これくらいで済んだ。」
 逆に「あの時諦めたから、今もそれができていない。」
 「あの時頑張っていれば、また違った人生だたったかも。」等々。
そして、これまで出会った人も「頑張られて、ご苦労があられたからこそ、これほど人格が素晴らしく魅力的な人になられているのだろう。」と思うことが度々ありました。

  それなのに「若い時の苦労は買ってでもやれ!」と先輩から言われ、自分なりに(人と比べてではない・・・)頑張っていると思っていた20・30代の自分は「もう十分苦労しているから、この苦労をだれか買ってくれよ!」と思うことがありました。しかし周りを見渡すともっと苦労している人はいくらでもいたし、「その頃にちゃんといろんな考えを聞いたり、やってみたり勉強をしていれば、今よりいい人になれていたかもしれない。」と甘っちょろかった考えを、今更ながら後悔している自分もいます。

  各個人はもちろん各学年とも、今取り組むべき課題があります。特に3年生は進路を切り拓く残りの期間となりました。教室では休み時間にも勉強をしている人や、休みの日に勉強のために学校へ来る生徒が見られるようになりました。また頑張っている人を見て、「自分も頑張らなきゃ」と自分を奮い立たせた人もいると思います。

  この時期を頑張っていれば、きっといいことがあるはずです。ただ単に「合格」の文字だけでなく、新たな生活の中で自分が生き生きと学習や活躍のできる力を蓄えることにもなるはずです。「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」学級で学年でみんなで今自分たちが取り組まなければならないことを乗り越えて、素晴らしい未来を切り開いていくことを願っています。そして、春を笑顔で迎えましょう。

※資料としてPDFファイルが添付されている場合は、Adobe Reader(R)が必要です。
 右の「アドビリーダーダウンロードボタン」をクリックすると、アドビ社のホームページへ移動しますので、お持ちでない方は、手順に従ってダウンロードを行ってください。
アドビリーダーダウンロードボタン
(新しいウィンドウで表示)
  ▲ページの先頭へ   

戻る   ホーム