柔道！「動画分析と戦略」

2025年11月26日(水)

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　１年生の体育の授業です。柔道を題材に研究授業を実施しました。この日の学習のめあては、「相手を投げやすくするための方法（崩しや引き出し方）」を実践の中で確認し、技の精度を高めることでした。
　生徒たちは、膝車と体落としの二つの技に取り組み、ペアや４人組で熱心に練習を重ねました。この授業の特徴の一つは、ＩＣＴを積極的に活用した「振り返り学習」です。４名で班を作り、２名が対戦、１名が審判、もう１名がタブレットで試合を撮影する役割を担いました。４名全員が対戦を終えた後、生徒たちは撮影した動画を真剣に視聴しました。自分たちの動きや、技の「崩し」が成功・失敗した瞬間の映像を見て、「もっとこうすればよかった」「ここはうまくいった」といった気づきや反省点を班で共有しました。
　分析結果に基づき、技のポイントや動きに改良を加えてから、再び試合形式の練習に臨みました。このプロセスを通じて、生徒たちは、やって終わりではなく、自ら課題を見つけ、解決策を考察し、試行錯誤を繰り返すという学習サイクルを体験しました。
　本授業も本校の授業改善研修の一環として、研究授業として実施されました。当日は、本校の全職員に加え、小学校からも先生方が参観されました。参観された先生方からは、生徒たちの礼を重んじる真剣な取り組みの姿勢、熱心に練習に励む姿、そして何よりも安全に十分気を付けて生き生きと活動する姿に対し、多くの賛辞をいただきました。
　今後も、本校は研究授業を通して、生徒の主体的・対話的な学びを全職員全教科で継続して取り組んでまいります。