(ファイルサイズ:149.1キロバイト) 12月11日(木)、本校の研究テーマ「わかる喜び、学ぶ楽しさを実感できる生徒の育成」に基づき、3年生の数学科で公開研究授業を実施いたしました。今回の単元は「いろいろな関数」です。本授業では、小中学校連携の視点を取り入れ、中学校職員だけでなく、小学校からも多くの先生方にご参観いただきました。 本時の生徒の課題は「1枚の画用紙を2等分に切り、できた2枚を重ねます。この操作を繰り返し、紙を重ねていったとき、重ねた紙の山が、机の高さを超えるのは何回以上切ったときか?」というものです。生徒たちは、実際に画用紙を切り、回数を重ねるごとに増大していく紙の枚数を目の当たりにしました。操作を重ねるたびに枚数が急速に増えていく様子に、生徒たちからは驚きの声が上がり、実感を伴う活動を通じて課題解決への意欲を高めました。 作業学習を通して、生徒たちは「切る回数」と「紙の枚数」という二つの数量の関係性に着目しました。データを整理し、前の枚数を2倍する累乗の法則を発見する過程は、抽象的な概念を身近な事象から導き出す「わかる喜び」に満ちていました。 授業後には、全職員が一堂に会し、よりよい授業づくりを目指した授業研究の研修会を実施いたしました。今後も、こうした研究活動を通じて、生徒一人ひとりが学びの楽しさを実感し、未来へ向かう力を育める教育を推進してまいります。 最終更新日 [2025年12月15日]
|